北摂といえば、「住みやすい人気の地域」とよく言われています。しかし、実際どのくらい人気なの?北摂って広いけど、具体的にどの市が人気なの?と疑問に思う人も少なくないのではないでしょうか。そこで、国勢調査の結果から北摂7市(池田、豊中、吹田、箕面、高槻、茨木、摂津)の人気度について調べてみることにしました。
今回使用した国勢調査結果
国勢調査は5年毎に行われているので、今回は最も最近の2020年とその一つ前の2015年に行われた結果をもとに調査しました。
ちなみに、国勢調査の結果は「e-Stat」というポータルサイトから誰でも見ることができます。
人口推移は北摂7市全て増加!
各市の2015年と2020年の人口をみてみると、北摂7市の全てで増加していることが分かりました。
実は、大阪府全体でみると、この5年で人口は減少しているんです!。
それにも関わらず、北摂7市では全ての市で人口が増加しているので、やはり人気の高い地域であると言えますね。
特に吹田市、摂津市、茨木市、箕面市は2.5%以上人口が増加しており、人気が高いことが分かります。
増加率は北摂7市とも大阪でトップ10入り
さらに人気度が分かりやすいよう、2015年から2020年の5年間における人口増加率について、大阪府内の市町村でランキングを作ってみました。
なんと、北摂7市は全てトップ10以内に!
ちなみに、大阪府内でこの5年間において人口が増加したのは12市町のみで、上記のランキング圏外の市町村の人口はいずれも減少しています。
恐るべき北摂人気・・・。
また、ランキング1位の島本町ですが、こちらは高槻市の北東に隣接している町です。
私のブログでは北摂=北摂7市という括りで記載していますが、北摂7市3町という括りも存在し、その場合は7市に加えて島本町、能勢町、豊能町が加わります。
つまり、島本町も定義によっては北摂と呼ばれる地域です。
いやもう、ホント、恐るべき北摂人気・・・。
年齢別人口では15歳未満の割合が比較的高い
次に、年齢別の人口を見てみます。
ここで注目したいのが、『15歳未満の人口割合』です。
日本全体で少子高齢化が進んでいることもあり、『15歳未満の人口割合』は全国で11.9%、大阪府全体では11.7%です。
しかし、北摂7市はいずれも12%以上と高い値になっています。
特に箕面市は14.9%と大阪府内で最も『15歳未満の人口割合』の高い市でした。
(ちなみに2位は14.8%で島本町。ここでも出てきた島本町、気になりますね・・・。)
『15歳未満の人口割合』が高いということは、子どもがたくさん住んでおり、子育て世帯に人気が高いと言えます。
世帯数も増加の傾向
北摂7市は、世帯数で見ても2015年から2020年の5年間で増加しています。
他の地域からどんどん人が入ってきているということですね。
人口でみると豊中が最も多い結果でしたが、世帯数で見ると吹田のほうが多いようです。
吹田は単身者にも人気!
世帯について、核家族世帯・単独世帯・3世帯以上の世帯で分けてグラフを書いてみると、次のようになりました。
ここでの核家族世帯には、夫婦のみ、夫婦+子ども、父親+子ども、母親+子どもの世帯が含まれます。
吹田市では特に単独世帯が多いようで、単身者に人気が高いことが分かります。
豊中、高槻、箕面はファミリー層から人気!
逆に、豊中、高槻、箕面については核家族世帯が多くファミリー層から人気が高い地域であることが分かりました。
まとめ
以上、国勢調査の結果から北摂7市の人気度について調べてみましたが、大阪府の中でも人気の地域というのは紛れもない事実であるということが分かりました。
特にここ最近は吹田市、摂津市、茨木市、箕面市の人気が高いようです。
北摂に住んでいる方、これから北摂に住んでみたいなと思われている方は、自信を持って「北摂は人気の地域」と言ってくださいね。
コメント